理事長あいさつ

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新理事長 木下 忠恭

理事長あいさつ

2021年6月に開催された理事会におきまして、当法人の新理事長として推挙され、理事長に就任することになりました。17年という長年にわたり法人の運営を牽引していただきました中井康人前理事長に感謝申し上げます、そして改めてその職責の重さに身の引き締まる思いであります。

ここで理事長就任にあたり3つのことをお伝えします。

1つ目は、お願いです。私は14年間教師として中学校でお世話になり、その後心理臨床の道に進み現在に至っています。長年教育・心理の分野でいたので、社会福祉のことはよく分かっていません。そのような者が筍憩丸の舵取りが出来るのか?と思います。どうか皆様のお力を貸してください。皆様が出していただいたお力を必ず実りあるモノにいたします。

2つ目は、私がここにいるのは故蕨野氏との出会いがあってのことです。20年以上前に出会い、それ以来私は、彼に随分お世話になりました。彼は社会福祉に対して熱い想いを持っており、それを私にもよく語ってくれていました。私が彼の想いをすべて引き継ぐという烏滸がましいことは出来ませんが、少しでもそれに近づけたらと思っています。

最後に、すごいスピードで変化し、想定外のことが起こるが今の世の中です。社会福祉も例外ではありません。今後は厳しい航海が予想されますが、不易流行(いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものを取り入れていくこと。)を念頭におき、「Active(自分から進んで)」「Positive(積極的に前向きに)」「Creative(創造的に独創的に)」という筍憩会の3つの理念を柱にして、苦難を乗り越えていきたいと思います。

そして、利用者の方々や地域の方々に信頼いただける法人を目指して、スタッフ一丸となって法人・施設運営に取り組んでまいりますので、引き続きご指導・ご支援賜りますようお願い申し上げます。

社会福祉法人 筍憩会
理事長 木下 忠恭

前理事長 退任のごあいさつ

前理事長あいさつ

平成12年4月、和歌山県下で有数の歴史を持つ小規模作業所「憩いの家共同作業所」の運営委員会が立ち上がり、地域の障がい者の為の地域資源を充実させる目的で法人化を進めることが決定されました。2年以上の歳月をかけ法人認可にとりくみ、平成15年10月に和歌山県より「社会福祉法人 筍憩会」(憩いの家とメンバーの自治組織「たけのこ会」を組み合わせた造語)の認可をいただき、現在の『あるぺじお』が平成16年6月に開所の運びとなりました。

『あるぺじお』とは、分散和音と訳されるイタリア語で、ひとつひとつの音を響かせて全体への音楽へとつなげていく楽器の奏法です。ひとりひとりの個性が響きあいながら、大きな和音となって、この社会に響きわたることを願って命名しました。  時の経つのは早いもので「憩いの家共同作業所」と関わりだして21年の月日が経ちました。多くの方の支援を受け、「社会福祉法人 筍憩会」を運営することができましたが、2年前にそろそろ潮時と考え、理事長職退任の意向は伝えてありました。

令和3年2月13日、運営責任者の蕨野君が不慮の事故で他界しました。彼の功績としては、リーダーシップを発揮し、次々と地域資源[あるぺじお、障がい者地域生活相談センター、伊都障がい者就業・生活支援センター、グループホーム(サンメゾン/ピア・サラ)、らぽるて、わかばとの合併]を整備してきた事につきると思います。

残された職員も彼の遺志を引き継ぎ、障がいをもたれた方に対し、優しさ、愛情を持って接していく所存です。
偶然ですが、彼と共に理事長職を退き、次の時代の旗手にバトンを引き継ぎたいと思います。

社会福祉法人 筍憩会
前理事長 中井 康人